ALDIN
一度つかえば、戻れない心地よさ。
清らかな湧水の中でALDIN(アルディン)
リネンアイテムのファクトリーブランド ALDINは、山梨県の機織工場、有限会社テンジンがスタートさせたオリジナルブランドです。工場は山梨県の富士山の麓に位置しており、富士山の美しい風景や清らかな湧水の中で様々な製品は作られています。
テンジンファクトリーとALDINを運営する有限会社テンジンは、小林新司さんが3代目の織物工場です。テンジンがある山梨県富士吉田市は、千年以上前の平安時代から続く織物の名産地です。豊富で綺麗な湧水があったこと、農業に合わない環境で養蚕に力を入れていたことが理由とされています。
実は小林さんが継ぐ以前のテンジンは、シルクのネクタイ生地を織る専門の工場だったそうです。ですが、時はバブル崩壊時代に突入します。中国産の安い生地におされ、家業の機織りは続けたいがシルクはもう難しいと感じたそう。
ヨーロッパのマーケットでは素晴らしい織物が残っていて、親子孫まで何代にも渡って愛されているリネンを見たことや、文化服装学院へ通っていた妹さんのアドバイスもあり「リネン」という選択が浮き上がってきたのです。幸い、シルクとリネンという素材の違いはあれど、布を織るという基本的な技術は変わらない。2000年にALDINというオリジナルのリネンブランドがスタートしたのです。
拭く、包む、敷く。多彩なクロス。
大きめのサイズですので、大きな器や鍋などもラクラクに拭くことができます。(写真はヴィンテージクロス)
商品のサイズ、柔らかさや厚みの種類が多種多様のALDINのクロス。使い込むほどに生地が柔らかくなり吸水性が高くなってきます。主な用途はお皿を拭き上げるのに向いていますが、その他に食卓を拭くのに使ったり、お弁当やパンなどを包むランチクロスとしても、ランチョンマットのように敷いてかわいい色柄を楽しみながらお使いいただくこともできます。キッチンの脇役のようで毎日の暮らしに欠かせないクロスにはいろんな柄がございます。毎日使うものですので、お好みのクロスを見つけてみてください。
お弁当を包む、ランチクロスとしても。(写真はBCクロス)
ランチョンマットのように敷いて使うのもおすすめです。(写真はブロックチェックキッチンクロス)
様々なラインナップがございます。
刺繍が可愛らしいトルションたち、左からヴァカンストルション、朱い実トルション、つばめトルション、小鳥トルション。
ALDINの商品はクロスだけではありません。クロスに比べて大判であったり厚みがあるトルションやエプロン、バッグなどもございます。
例えばフランスのどの家庭のキッチンでも見かける「トルション」は、フランス語で「布巾」や「雑巾」を意味します。フランスのシェフはエプロンの腰部分にトルションを縦二つ折りにしてぶら下げて調理するのが定番とか。しっかりとした厚みのある生地で、一般的なクロスより一回り大きいサイズのものが多いです。
リネン生地で仕立てられたブラウンのエプロンは薄手で軽く、見た目がシンプルでとても使いやすいです。使うほど生地がだんだん柔らかくなっていきますので、育てる楽しみがあります。
薄手で丈夫なリネン生地のお散歩バッグ。大きいサイズもございますので、お買い物やお散歩のお供に。折りたたんで持ち歩けますのでサブバッグとしてかばんの中に忍ばせて。
お手に取ってご覧になれないオンラインのお客様へ。
わざわざでは、生地を2つの基準(生地の厚み、生地の柔らかさ)に当てはめて、できる限りわかりやすくお伝えする為に5段階で独自の表記をしています。皆様のご購入の際の目安となるよう下記のように表記致しました。ご参考にして頂ければ幸いです。
◎生地の厚みは、厚みのあるものは5、薄いものは1に近づけて、表記致しました。
◎生地の柔らかさは、糊のついた織り上がった生地そのままの状態で判断し、表記致しました。
- 執筆:わざわざ編集部
- 撮影:若菜紘之
- 最終更新日:2022.08.09