草加煎餅まるそう一福
変わらない美味しさ
煎餅の本当の美味しさを草加煎餅まるそう一福
埼玉県草加市に本店・工場を構える草加煎餅まるそう一福。職人さながらの手焼きを体験できる工場見学には年間およそ7000人が訪れるといい、「草加せんべい」のメーカーとして地元に留まらず全国的に知られているお店です。
昭和36年の創業以来、地元の1等米を厳選。出来るだけ低価格で本当の美味しさをお客様に届けるという想いで、職人による伝統製法を現在も守り続けています。
お米にこだわる
バリバリと砕ける堅焼き食感に、ふんわり広がるお米と醤油風味。これが草加せんべいの特徴です
草加せんべいは埼玉県草加市一帯の名産品として知られていますが、草加市で作られているだけでは「草加せんべい」と呼ぶことはできません。
草加せんべいは特許庁が定める「地域団体商標」、さらには農林水産省が管轄する「地域食品ブランド」であり、以下の基準を満たすものだけが草加せんべいであると認められる、と草加市役所ホームページに記載されています。
草加せんべい 4つの基準
1.草加・八潮・川口・越谷・鳩ケ谷で製造
2.関東近県で収穫された良質のうるち米
3.最低10年の経験を持つ職人が製造を管理
4.押し瓦での型焼き又は押し瓦方式を取り入れた堅焼き
草加市役所ホームページ:
草加せんべいの歴史と現在より引用
定番の「堅焼き草加せんべい」。5つの味からお選びください。
草加煎餅まるそう一福は「草加せんべい」としての基準を満たすのはもちろん、創業から独自のこだわりを掲げて煎餅作りを続けています。
一番のこだわりは、素材となるお米。地元産の1等米、または契約農家が栽培した高品質のお米を厳選して使用するほか、玄米で仕入れ、生地を作る直前に精米するというこだわりよう。近年の米の値上がりの影響を受けながらも、変わらぬ美味しさを届けるべくお米にこだわる姿勢を貫いています。
製法はゆっくり、じっくり
人気のひょうたん型お煎餅を、良質な米油でカラッと揚げた千成揚げ
続く煎餅の生地作りの工程では、一般的な高温・高圧のボイラーを使わず、お米の味を引き出す低圧ボイラーを使用。つきたてのお米をボイラーで蒸したのち、生地に無理がかからない製法である蒸気乾燥方法でお米を乾燥させています。
そして最後に「手焼きに限りなく近づけた」という独自の機械で煎餅を焼く工程へ。強い火で一気に焼いてしまうとお米の美味しさが失われてしまうため、時間をかけ、何度も何度も返し、途中ふくらんできたら押しながら、ゆっくり、じっくりと焼いていきます。
コロンとサイズのちいまる君。小さいけれど歯ごたえしっかり、食べ応えも十分。
このように時間をかけて作られる草加煎餅まるそう一福の商品たち。大量生産ができないため、まるそう一福の店舗やマルシェなどでしか手に入れられないところ、この度「堅焼き草加せんべい」をはじめ、「千成揚げ」「ちいまる君」をわざわざ店舗およびオンラインストアで販売できる運びとなりました。
昔ながらの煎餅の本当の美味しさ、ぜひ味わってみてくださいね。
- 執筆:わざわざ編集部
- 撮影:若菜紘之
- 最終更新日:2022.06.14