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風と土

風と土

知多半島の温暖な風土で育つさつまいも。

知多半島の爽やかな風と循環する土で育つさつまいも

常滑焼や中部国際空港で知られる知多半島 常滑市(とこなめ)にある、風と土。

愛知県の伊勢湾と三河湾に挟まれた知多半島。海の幸や豊かな自然に恵まれ、高い山がなく緩やかな丘陵が続き、海からは爽やかな風が吹く、一年を通して温暖な地域です。

風と土は、常滑焼などで知られる伊勢湾に面した常滑(とこなめ)のなめらかで水はけのよい土を活かして、農薬や化学肥料を使わずにさつまいもを育てています。その皮まで安心して食べられる美味しいさつまいもを、特許製法で一時間以上かけてじっくりと焼いた「石焼き芋」や、さつまいもの美味しさを活かした加工食品を製造・販売しています。

じっくり焼き上げた焼き芋をひとつずつ丁寧に天日干しした、焼き干し芋。お茶の時間のお供に。

常滑の畑で収穫したさつまいもを先ずは2〜3ヶ月ほど寝かせておくのが風と土のこだわり。そうすることでより一層と甘みが増します。寝かせておいたさつまいもは、特許製法でもある天然ゼオライト石を使ってじっくりと焼き上げます。ゼオライトから発生する遠赤外線によって、さつまいもの表面から中心部分までほぼ均等に熱が通り美味しく焼き上がるのです。

食物繊維だけでなく、ミネラルやビタミンも豊富に含まれているさつまいもを様々な加工品で販売しています。(写真は焼き芋ジャム)

また、焼き芋ならではの甘みとしっとり感、そしてホクホクとした食感を高めるためにも、最適温度とされる55度から75度を保持し、じっくり時間をかけて焼くのがこだわり。そのため、石焼き芋が冷めてしまっても柔らかい食感が消えることがなく、時間が経っても美味しくお召し上がりいただけます。このこだわりとおいしさは、焼き立てをお届けできない加工品にも生かされています。

同じく知多半島の美浜町の塩を使用した塩けんぴ

また、畑ではさつまいもを主に作付けしていますが、さつまいもの収穫を終えた後、次の作付けまでの期間に裏作としてビールや麦茶の原材料として使われる大麦を栽培し、同じ場所に同じ作物を栽培し続けることで土の中で病菌が発生したり、土の中の栄養分が不足してしまう連作障害を防ぎ、良質な土づくりを行なっています。

紅はるかと紫芋の二種類を使ったチップス。どちらも食べだしたら止まりません。

このようにして、知多半島の豊かな生態系を大切にし、爽やかな風と循環する土からできた美味しいさつまいもをお届けしています。

  • 執筆:わざわざ編集部
  • 撮影:若菜紘之
  • 最終更新日:2022.01.12

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