自家製無添加ソーセージやハムを味わえる
一度聞いたら忘れられない「自家製ソーセージハム男」
わざわざのある東御市(とうみし)で自家製の無添加ソーセージやハムを味わえるビストロ、その名も「自家製ソーセージハム男」。信州豚のおいしさを生かし、保存料などの添加物を一切使わない自家製ソーセージをはじめとしたシャルキュトリー(加工肉食品)を取り扱っています。
看板商品は、直径およそ3cmもの極太ソーセージ。ひと口食べるとジュワッと旨みが溢れだします。
店内には様々な種類のシャルキュトリーやお惣菜が並びます。これは迷う!
豚と鶏は全て長野産、内臓も国産を使用。信州は食材の宝庫ゆえ、余計なものは加えません。肉のうま味を引き出すハーブやスパイスを使い、塩味は控えめで、出汁を活かして作っています。一口ごとに信州豚の旨みを堪能できる深い味わいです。
ソーセージハム男のオーナー・松本大さん
東御市やその周辺地域はワイナリーやヴィンヤード(ぶどう畑)が点在していて、今では「ワイン特区」として知られています。その先駆けとなった東御市のワイナリー「ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」で、松本大さんはシェフをされていました。
その後独立して立ち上げたのが「ソーセージハム男」です。自家製であること、無添加であることにこだわり、既製品を仕入れてきてもよさそうな細かい食材でさえも自分で作ることが「自家製ソーセージハム男」という店名たる所以です。
ソーセージに混ぜ込む用のドライトマトも自家製です。
製造からお店での販売まで、すべてを自分ひとりで切り盛りする松本さん。淡々と、着実に日々の仕込みを行なう松本さんからは職人の雰囲気が漂います。
ソーセージハム男のソーセージをかじった時の幸福感は、そんな松本さんが積み重ねる丁寧な仕事に裏打ちされているのです。
ソーセージ作りを体験してきました
2021年、残暑を感じる9月のある日。わざわざ代表の平田がソーセージハム男の厨房にお邪魔してきました。今回のメインイベントは「ソーセージ作り」。自身もお料理が好きで、かつてはわざわざのパンも焼いていた平田がソーセージの腸詰めに挑戦です。
お肉や具材をミンチにし、羊腸に詰めて縛る。ソーセージ作りを言葉にすると工程も少なく簡単そうですが、これがなかなか大変な作業でした。
まずは材料を準備します。
ミキシング用の深型鍋に材料を入れ、
よく練りこんでいきます。
しっかりとペースト状になったところで、腸詰め用の機械にミンチを移し替えます。
ふたをして、
筒状になっているパーツに羊腸を被せたら、準備完了。
足元にあるペダルを踏むとミンチがうにうにっと出てくるので、
そのままある程度の長さまで腸詰めをして
つまんで、ひねる。これでソーセージが1本ずつに区切られます。
形が整ったソーセージたちは、
蒸し器へ。ここで加熱して、冷やせば完成です!
いざ、平田も挑戦!
手順を教わったところで、平田も各作業をやってみました。が、なかなかうまくいかずに大苦戦。さりげない作業の中に職人技が詰まっていることを実感しました。
体験後、改めてソーセージをいただきました。やっぱりおいしい。幸せです。
自分へのご褒美に、ちょっとした手みやげに。
ジューっと焼けていく姿、音、香り。ソーセージハム男の自家製ソーセージは調理している時間も含めて幸せな気持ちにさせてくれます。そこに好きなビールやワインと合わせて、焼きあがったアツアツのソーセージをほおばる。じわっと溢れる肉汁と食べごたえのあるボリューム感はまさに至福、自分へのご褒美にふさわしい一品です。
開業以来、ゆで汁を継ぎ足し続けて作っているというベーコンもまた絶品(ゆで汁が既においしかったです)。
ソーセージハム男のシャルキュトリーはちょっとした手みやげや、お世話になった方へのお礼にしても喜ばれます。お友達のおうちに遊びに行くときなど「何か気の利いたものを持っていきたいな」という時に、ぜひソーセージハム男をセレクトしてみてくださいね。
長野県東御市にある実店舗は、しなの鉄道線「田中駅」から歩いて3分ほど。お近くにお越しの際はぜひ!