籐芸
赤ちゃんのほっぺたのように。
籐芸の木のカトラリー
1980年創業の有限会社籐芸。使いやすさにこだわった木製の食器・カトラリーのメーカーとして知られています。創業当時は、創業者が生物学の研究・調査のため訪れたインドネシアで、籐の植林と加工技術の育成支援を目的に起こした会社でした。
それから「自然素材の人にやさしい生活用品が、家族の笑顔とより楽しい時間を生み出せるはず」と考えた創業者が、木のスプーンの開発を開始。インドネシア産の高品質かつ量産価格の木のスプーンを生産し始め、日本での販売に至りました。現在も「食生活を豊かにするものづくり」を掲げて、木製品の製造・販売を続けています。
「赤ちゃんのホッペ」を目指して
籐芸の木のカトラリーは、日本で開発し、インドネシアの自社工場で生産されています。赤ちゃんのホッペを撫でている感覚を目指して作られています。そのため最後のフィニッシングまで一切の気を抜かず、手作業で一つ一つ作り上げられています。
安易な大量生産に頼るのではなく、全てに手間をかけ、誠心誠意を込めて作っている点に共感し、わざわざでは2016年から籐芸の木のカトラリーを取り扱わせていただいています。
フルーツフォーク:持ったときの木の感触と、持ちやすいよう工夫された滑らかなカーブ。
マドラー:シンプルで装飾的でないアイテムだからこそ、使い心地の良さは細部に宿ります。
- 執筆:わざわざ編集部
- 撮影:若菜紘之
- 最終更新日:2022.06.10