戸津圭一郎/灰粉引木瓜小鉢
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木瓜の型と灰粉引の表情を楽しめる小鉢。
戸津さんの灰粉引の小鉢です。粉引とは、粉を吹いたように見えることから名付けられた技法。鉄分を含んだ陶土を白く見せるため、陶土に白い泥をかけ、その上から釉薬をかけて焼きます。その釉薬に灰を混ぜることで独特の表情を醸し出し、濃淡が出たり、模様になったり、一点一点異なる表情の美しさが生まれた灰粉引の器です。
揺れているような口元のラインを生む、伝統的な木瓜の型が美しい作品です。自然と表れる表情はひとつひとつそれぞれ異なります。
煮物や煮付け、おひたしなど、汁っ気のあるお料理とも相性のよい木瓜小鉢。彩りある野菜も引き立ちます。
器の表面にできる細かい亀裂のような模様を「貫入(かんにゅう)」といいます。窯で焼いたあと、冷えていく段階で釉薬が固まる際に起きる現象で、傷ではございません。独特の味わいとしてご理解をお願いいたします。
底付近の側面で3箇所程度、化粧のかかっていない部分は、作業時に指で器を持つ際に触れる箇所となります。作業の性質上、必然的に発生するものであることを、あらかじめご承知おきください。手仕事ならではの味としてお楽しみいただければ幸いです。
手作り品の為、ひとつひとつがサイズや表情が微妙に異なる場合がございます。予めご了承ください。
戸津 圭一郎(トツ ケイイチロウ)
(プロフィール)1969年 東京生まれ。佐賀県立有田窯業大学にて陶芸の基礎を学んだ後、有田の窯元に約4年間勤務。現在、長野県長門町で築窯、独立。
窯元で長く勤務した経験からか、ロクロでひいた器がとても美しく均一な仕上がりです。粉引の器を中心に三島出のものや、細かいしのぎを入れた器など、戸津さんの人柄を表すようなやさしく穏やかな作品達が並びます。戸津圭一郎さんのブログでの紹介記事はこちら。
わざわざではお茶碗からお皿やカップなどの器を中心に、花器や土鍋まで生活を美しく演出する日用品全般を取り扱っています。手のぬくもりを感じられる手触りを是非生活に取り入れて頂けたら嬉しいです。
灰粉引木瓜小鉢|戸津圭一郎
材質:陶器
サイズ:径:約13cm/高さ:約5cm/重さ:約160g
※手作り品の為、ひとつひとつがサイズや表情が微妙に異なる場合がございます。予めご了承ください。
- 執筆:わざわざ編集部
- 撮影:若菜紘之
- 最終更新日:2024.07.25
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お使いになる前に、必ず「目止め」を行なってください。目止めとは、器にある小さな穴を埋める作業になります。米の研ぎ汁を入れた鍋に器を入れ、10分ほど煮沸したあとに十分に自然乾燥させてください。
- 米のとぎ汁を入れた鍋に器を入れ、10分ほど煮沸。
- 米のとぎ汁は、残りご飯や粥、小麦粉や片栗粉に水を加えたものでも代わりになります。
- 表面のぬめりを拭い、自然乾燥させます。
- 乾燥後、さらに水洗いして、十分に乾燥させてください。