高野竹工/本煤竹楊枝

節つき 本煤竹楊枝

日本の伝統的建造物である茅葺き屋根家屋の天井に用いられていた竹が長い間、囲炉裏の煙で燻されることで美しく経年変化しました。希少な煤竹を使って高野竹工の職人が削り上げた節つきの竹楊枝です。

かつては茅葺き屋根の古民家では天井裏の建築資材に竹が使われてきました。百年、二百年と長い年月をかけて囲炉裏の煙で燻され、茶褐色や飴色に変化していった煤竹。茅葺き屋根の古民家が減りつつある現代では、希少な素材になりつつあります。

職人技によって削り上げられた美しい断面

先端を斜めに削り上げていますので、生菓子や羊羹はもちろん、果物のフォーク代わりとしても。穏やかな時間の流れるお茶の時間にお気入りのお盆やうつわとあわせて。煤竹ならではの美しさと味わいとともにお楽しみ下さい。

独特のこの艶とこくのある色合いは見飽きることはありません。

長さは約13.5cm。竹の節が持ちやすく、アクセントに。

煙が直接当たっていた部分は色濃く変化し、

縄などに巻かれて直接、煙が当たらなかったところは変色が薄く

1本の竹に濃淡がでて美しい表情を持ちます。

受け継がれる素材と手しごと

高野竹工は、竹の産地として知られている京都府長岡京市に工房を構え、良質な竹林を守り育てながら竹や古材を用いた製品を作り続けている会社です。

幼少の頃から竹に親しんできたという創業者の不窮斎高野忠男氏は千利休の自然界が生む竹の美しさを茶道具に用いたその心眼に感服し、上質な茶道具を目指した製品づくりに取り組みはじめました。

その遺志と技術は現代にも受け継がれており、今日も工房では指物や漆、蒔絵などさまざまな技術をもつ職人たちが茶道具をはじめ暮らしの道具に至るまで多彩な製品を作り続けています。

節つき 本煤竹楊枝 | 高野竹工

材質：本煤竹

数量：1本

サイズ：約13.5cm

包装：PP袋



※極端な湿気・乾燥は変形の原因となる恐れがあります。

※自然素材を使用しているため、風合いに若干の違いがございます。



制作・販売：高野竹工株式会社（京都府長岡京市）

わざわざ取り扱い開始年：2024年