東屋/平急須

茶葉の出し入れがしやすい

写真は横手

「平急須」という名の通り、平たく開口部が大きなこの急須。茶葉の出し入れがしやすく、かつ、茶葉が内部で十分に対流できるだけの空間が確保されています。 特筆すべきは、陶板に細かな穴を空けて作った内部の茶漉し部分。しっかりと茶葉を漉しながらも目詰まりしにくい、独自の構造です。

蓋と本体がぴったりと閉まる

また、お茶を十分に蒸らし、一滴残さず注ぎきるうえで重要なのが、蓋と本体がぴったりと閉まること。この急須では、蓋と本体を摺りつける「蓋摺り」と呼ばれる工程を加えて、その高い密閉性を実現しています。

東屋のお盆とも相性がいいです。

写真は後手

茶海で冷ましたお湯を注ぐ。

最後の一滴、ゴールデンドロップまで注ぎ切って。

古くから急須の名産地である常滑の技術を、惜しみなく注ぎ込んだ急須。無釉仕上げの滑らかな表面は、お茶を淹れ、掌で撫でるたびに艶を増していきます。長く使えば使うほど手放せなくなる、お茶の時間の相棒として、末永くご愛用ください。

日本中の手仕事と協働する東屋

東屋は、平成9年の創業以来、信頼できる国内の手工業者と協働し、いくつもの生活のための道具を生み出してきました。

人のからだに、環境に、負担をかけずにつくられた「もの」。 声高に主張せず、周囲と調和する「もの」。 現代の生活様式に則って改良された、使いやすい「もの」。 使い終われば、自然に還る「もの」。

いつも静かにそこにあり、確かに役に立つ。東屋が求め、目指すのは、そういう「もの」と、 「もの」を作り出し仕組みの創造です。

平急須 | 東屋

素材：烏泥(無釉)

種類：横手、後手

サイズ：直径17.5cm×高さ7.9cm(300ml)