東屋/お盆
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お気に入りのお盆。
適度な硬さで加工しやすく、耐久性にも優れた真鍮。この素材で、暮らしになじむシンプルなお盆を作りました。美しいリム(縁)の立ち上がりは、「へら絞り」という職人技の賜物。金属の板を型に固定して回転させながら、「へら」と呼ばれる棒で型に押しつけて成形していく手法です。へらの角度のつけ方、力の入れ具合など、さまざまな面で熟練の技術が要求されます。
真鍮と真鍮銀メッキ、
2つの素材。
真鍮そのままの色合いを生かしたものと、銀めっきを施したものの2種類。新品はそれぞれ金色、銀色ですが、使用につれて、酸化、硫化作用で色が鈍くくすみ、陰影のある色合いに変化します。とくに銀メッキのものには、手や器などがよく触れる箇所に「アタリ」と呼ばれる、独特の風合いが表れます。
新たに小さなサイズも加わりました。
これまでは29cmサイズのお盆だけでしたが、この度24cmの小サイズが加わりました。このサイズの使い勝手が、これまたとても良い。グラスやカップを2つ3つ乗せて運びたいときには24cmがおすすめです。そこに急須やティーポットを乗せるなら29cmサイズがいいかなと思います。
重さも、24cmのお盆は29cmのものに比べて約120g軽くなっていて、これも少し何かを運ぶときには嬉しい差かもしれません。必要な分だけ乗せる24cm、たくさん乗せられる29cm、お好みのサイズはどちらでしょう。
この2サイズ、明確な使い分けができるので、もし両サイズを持っていたとしても困りはしません。そして2つを重ねて置いておけば、場所を取らないうえに美しい。まさしく東屋らしい、使いやすく美しいものがこのお盆だと思います。
使ってこそのお盆。
新しいままがいいのか。と言ったら、違うと答えたい。経年して、汚れて、傷ついて、それが味となる。使えば使うほどかっこよくなるのが本物だと思う。
使った後は、柔らかい布で乾拭きを。時がつくる翳りを含めて、世界にひとつのお盆の表情を育ててください。
国内の手工業者と日用品を制作している東屋(あづまや)。
日本の素材と技術を活かし、細部にまでこだわったクオリティの高い商品を生み出している東屋(あづまや)。東屋の商品は改めて日本の技術の素晴らしさを伝えてくれると共に、現代の生活に 違和感なくとけ込み、時が経つにつれ味わい深くなる商品ばかりです。デザイナーの猿山修さんとコラボレーションした作品群も魅力的で、デザインと様式美が溶け込んだ、どれも愛着を持って末永く使えるような商品を作っています。
東屋 トレー 真鍮
材質:真鍮
デザイン:猿山 修
サイズ:小 直径約24cm×高さ約2cm
大 直径約29cm×高さ約2cm
重さ:小 約300g
大 約420g
生産地:坂見工芸(東京都荒川区)
- 執筆:わざわざ編集部
- 撮影:若菜紘之
- 最終更新日:2024.07.25
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