四十沢木材工芸/KITO/折敷 りん・ゆら
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四十沢木材工芸のKITOシリーズの大ぶりなサイズの折敷(おしき)、りんとゆらです。ふんわりと花びらが大きく開いたさまを思い浮かべるこの折敷、無垢の木だけが持ち合わせる心地のよさがあります。
飲食店からの要望を受けての製作となった大きなサイズの折敷。直径は380mmと、大皿や小鉢を並べても余裕があります。木目をていねいに合わせて接ぎ合わせたケヤキの集成材で作られており、無垢材ではありますが歪みが出にくくなっています。底面には高台がありますのでお皿を乗せて運ぶときには指がかかるのでお盆としても使いやすくなっています。
ワンプレートのお料理をのせたり、小鉢をいくつか並べても。大振りなサイズの折敷だからこその余白が生み出す美しさがあります。汚れても洗剤でさっと洗えるのが嬉しいところ。使い続けるほどに味わいがでてくる経年変化もお楽しみいただけます。
"木といっしょに日常をすごせるように"と名付けられた、四十沢木材工芸のプロダクトシリーズ「KITO(きと)」。プログラミングされたかたちに機械で仕上げるというNC加工技術に重ねて、熟練の職人の手仕事によって細やかな模様や仕上げがなされています。
ケヤキの無垢材を使って作られたこの折敷は、汚れがつきにくく耐久性に優れている液体ガラス塗料で仕上げられています。これは無塗装に近い状態を保つことで木材本来の美しさを感じることもできます。
なかなか聞きなれない液体ガラス塗料。これは天然木材塗料「MOKUTO®」を使った塗装のことです。アルコール溶剤で希釈した液体をうつわに塗布していきます。アルコール成分はそのあと短時間で蒸発し、ガラス成分が空気中の水分と反応してガラス層を形成するのです。
とはいえ、木材のすきまに染み込ませていますので表面がガラスのようになるわけでもなく見た目も、手触りもほぼ無塗装のようです。完全防水ではありませんが、うつわに直接食べ物をのせていただいても水分や油分が染み込みにくくなっています。汚れが気になれば洗剤でお洗いいただけます。
普段のお手入れは布巾で拭いていただいて、乾燥が気になってきたら胡桃油を塗ってみてもいいです。オリーブオイルはベタベタしてしまって乾きませんのでおすすめしません。お手入れも楽しんでお使いいただけたら嬉しいです。
縁のかたちは2種類ございます。
お料理のステージとしても、お料理を配膳するトレイとしても活躍する2種類の折敷。りんは和食に、ゆらは洋食のお皿によく合います。お好みのデザインをお選びください。
木の麗しさを日常に
四十沢(あいざわ)木材工芸
1947年、石川県輪島市にて漆器用素地の木地屋として創業した四十沢木材工芸。当初は輪島塗りの産地である輪島において、漆器用素地の木地屋としてスタートし、指物、曲物、ロクロ、刳りものなど幅広い加工技術を持ち、その技術は現在も継承されています。特に、NC加工も得意とし、現代のニーズに応じた製品を生み出しています。
2013年にオリジナル木製品の製造販売を開始した四十沢木材工芸は、「KITO」「SUI」「ara!」シリーズを展開し、多くの人々に愛されています。木の温もりと美しさを最大限に生かしたデザインが特徴。材料に80年から130年以上経った広葉樹の木材を全国各地から調達し、生地づくりに時間をかけます。そして機械の正確さと迅速さによって無駄なく削り出し、熟練の職人の手仕事によって繊細な手触りを生み出しています。
KITO 折敷 りん・ゆら|四十沢木材工芸
材:ケヤキ
仕上げ:液体ガラス塗料
サイズ
りん:φ380×H17.5 mm
ゆら:φ380×H17.5 mm
デザイン:大治将典
製作者:四十沢木材工芸(石川県輪島市)
わざわざ取り扱い開始年:2024年
- 執筆:わざわざ編集部
- 撮影:若菜紘之
- 最終更新日:2024.11.23
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- 直火、電磁レンジ、オーブン、食器専横機でのご使用はお避けください。
- 汚れが気になる場合は、水洗いしてください。油よごれは中性洗剤を使いやわらかいスポンジで洗ってください。洗ったあとは水気を拭き取ってください。
- 無垢の木は、急激な温度変化や乾燥状態により反りが起こることがあります。表面を上にして置き、木を呼吸させることで反りが出にくくなります。
- 火の近くに置かないでください。過熱により割れ、変形また火災事故に繋がります。
- 紫外線は変色や劣化、変形を招きますので、直射日光の当たらない場所で保管してください。
- 縁の部分は薄くかけやすいのでご注意ください。