






健太郎窯/朝鮮唐津八角小皿
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かたちも色も、きりっとした
朝鮮唐津八角小皿
黒と白の釉薬が、まっすぐに二分された八角の小皿。健太郎窯の「朝鮮唐津八角小皿」はどこか凛とした表情を持ち合わせながらも、手に取るとやわらかな手ざわりと土のぬくもりが感じられます。
指先で持ちやすい小ぶりなサイズ感のこのうつわ、薬味や小さなお菓子を盛り付けてもいいですし、アクセサリーをのせても。
佐賀や長崎の山々を歩いては器の原料となる土や石などを採集しては粘土と釉薬を作るという健太郎窯。古唐津の伝統技術をベースにしながら「日常に溶け込む素直な器」を作陶されています。
使われているのは、佐賀県唐津市の南部に位置する北波多地区で採れた白土を水簸(すいひ)して精製した粘土。さらに、釉薬は餅藁を焼いてつくった藁灰釉と、相知地区の鉄を使った鉄釉を、半分ずつ掛け分けて仕上げられています。
焼成によってふたつの釉薬の境界がほんのりにじみ、黒と白のコントラストに奥行きが生まれています。
すっと、糸で切って形を整える
この小皿は粘土を型に詰めたあと、底面を糸で切って生成する「糸切り成形」という技法でつくられています。ろくろ成形と比べて厚みが均一に仕上がりやすくなっていて、角のあるかたちやシャープな印象のうつわに向いている技法です。
だからこそ、この八角のかたちはきっちりしすぎずに、ほんの少しだけゆらぎがみられ、手仕事ならではの味わいが残っています。
高さは16mmほど。
裏側に見える素地のやさしい色合いもまた魅力のひとつ。
黒と白のコントラストが美しい。
日常に溶け込む素直な器をつくる
健太郎窯
佐賀県唐津市、風光明媚な唐津湾に面する鏡山で作陶する健太郎窯。肥前の山々を歩いては器の原料となる土や石、鉄などを採集しては、粘土と釉薬を作ります。
器の原料となる土の様子をじっくり観察しては土の状態に合わせて面倒をみていくことが「私の仕事です」という村山さん。古唐津の伝統技術をベースにしながら土や釉薬の理解を深め、健太郎窯だけが持ち合わせる素材感を生み出したく日々模索しています。
ここ健太郎窯では「日常に溶け込む素直な器」を大切にし、いつまでも飽きずに使い続けてもらえるように形状はできるだけシンプルに。毎日の暮らしに欠かせない器として愛されてきた古唐津をそのままに作り直すのではなく、変わりゆく時代に生きる料理人の価値観や食文化に寄り添う、現代の用の美を探求しています。
朝鮮唐津八角小皿 健太郎窯
材質:陶器
土:北波多地区で採取した白土を水簸した粘土
釉薬:餅藁を焼き灰にした藁灰をベースに調合した藁灰釉(白)と相知地区で採取した鉄をベースに調合した鉄釉(黒)の掛け分け
サイズ:φ95mm × 幅60mm × 高さ16mm
※手作り品の為、個体差がございます。
製作者:健太郎窯(佐賀県唐津市)
わざわざ取り扱い開始年:2025年
- 執筆:わざわざ編集部
- 撮影:若菜紘之
- 最終更新日:2025.12.06
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