杉の木クラフト
福岡から伝統と安心を。
杉の木クラフトのうるしの弁当箱。
福岡の「杉の木クラフト」による杉の木のお弁当箱。天然素材のお弁当箱です。 杉の木を伝統工芸の「挽き曲げ」という技法で組み立てた曲げ物です。木材なので保護にウレタン塗装するのが一般的ですが、こちらは"漆"で仕上げています。接着部分は漆に小麦粉を混ぜた"麦漆"を使っています。
「拭き漆」と「麦漆」
杉、漆、麦漆だけを使用した天然素材100%の重箱。
木地に透けた生漆を塗っては布で拭き取る作業を繰り返し、木目を 生かして仕上げる技法を「拭き漆(ふきうるし)」といいます。木の呼吸を妨げないので、お弁当箱にするとごはんの湿気がこもらず、気温の高い季節でも傷みにくくなります。油に強いので、揚げ物などを入れても安心。耐久性の良さも特長です。
さらに、接着部分には漆に小麦粉を混ぜた工房手作りの"麦漆"を使用。化学由来のものは一切含まれていません。"麦漆"は陶磁器を補修する「金継ぎ」にも使われるほど丈夫で、古来より伝統的に使われてきた安心素材です。化学由来のものに比べると手間がかかる素材ですが、あえてこちらを選んでいることに作り手のやさしさを感じます。
- 執筆:わざわざ編集部
- 撮影:若菜紘之
- 最終更新日:2021.03.09