育陶園/蕎麦猪口/やちむん

育む、陶器

ひとつひとつ丁寧につくっています

沖縄の土に、県内のお米の籾殻と、石灰を混ぜ灰にし、そこへ砕いた具志頭(長石)を職人の手によって入れ水で攪拌した釉薬を用いて、やちむんづくりを行っています。作り方は、主にロクロによる手引きで器の形を整え、ガス窯で焼成を行っています。窯の癖や、その日の風の状態、中に入っている器の大きさ、釉薬の種類、火の種類によって火の調節を変えています。

実は便利な「蕎麦猪口」

左から青釉菊文、円の2種類です。

カップとしても使えます！

皆さんは蕎麦猪口って何に使いますか？お蕎麦の時にだけ出す、という方はもったいない！実は小ぶりで安定感があるので使い勝手も良いんです。ゆえに、「雑器（ざっき）」ともいわれてきました。蕎麦猪口は300年前に生まれたもので、ひとつひとつがすべて手作りでできています。

高さ6.5センチぐらい、手になじみやすい大きさです

うつわを重ねることもできますので、収納にも場所をとりません

柄は2種類からお選びください。

青釉菊文

青釉菊文

円

円

素麺やお蕎麦に。やっぱり美味しそう！

やちむんとの付き合いかた

器の表面にできる細かい亀裂のような模様を「貫入（かんにゅう）」といいます。窯で焼いたあと、冷えていく段階で釉薬が固まる際に起きる現象で、傷ではございません。やちむんの独特の味わいとしてご理解をお願いいたします。

人と人をつなぐ
育陶園の陶器

伝統を受け継ぐ育陶園

沖縄県那覇市にある育陶園。300年続く壺屋焼の窯元です。沖縄の素材（土や釉薬）にこだわり、沖縄の気候風土と壺屋という環境の中で職人の手によってひとつひとつ丁寧にやちむんづくりに取り組んでいます。常に使う人のことを考え、暮らしに寄り添ったモノづくりを行うため、技術の改善や新しい形の開発を日々行っています。先人たちから受け継いだ技法を大切にしながら、心を込めてつくりあげることで、沖縄らしい、そして育陶園だからこそつくることができる壺屋焼が特徴です。

 やちむん 蕎麦猪口 育陶園

素材：陶器

サイズ：直径約9.0cm×高さ約6.3cm×深さ約5.5cm

種類：円、青釉菊文



製作者：壺屋焼窯元育陶園（沖縄県那覇市）

わざわざ取り扱い開始年：2017年8月