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カート

カートが空です

宮田織物

宮田織物

人の手が作るあたたかさ。

大正2年、福岡・筑後で産声を上げた宮田織物。平成25年4月に創業100周年を迎えたものづくりの会社です。筑後の地場産業である「久留米絣」の機屋としてその歴史が始まったのち、戦後、広幅の織物に転換し量産型の生地を織っています。久留米絣で培った技術をもとに、普通の織物の世界では決してやらないことを、量産ながらも人間が不合理なくらいの手をかけて生産しています。

ルーツである久留米絣の哲学を継承しながら、平成以降はオリジナルの布地である『和木綿』を製作。和木綿を使用した『わた入れはんてん』をはじめ、時代に合わせたものづくりを自社一貫生産で続けています。

夷草袢天

糸選び、織り、縫製。一貫した自社生産。

宮田織物では、1本の糸を選ぶことから始め、デザイン・布地織り・裁断・縫製まで、全て自社での一貫生産にこだわり続けています。

主に「レピア織機」を用いて、機械による効率化と手作業の手間のかかる工程を融合させることで、オリジナルの表情豊かなテキスタイルに仕上がります。

3000本~5000本の糸を2人1組で通していく、経糸の「引き込み」と呼ばれる作業。和木綿に表情をつける大切なひと手間。

糸から布を織るまでの工程を担当する職人が、糸と生地を細かくチェック。織機の特徴を把握して、糸1本単位で発生するエラーに即座に対応するという。

生地を織った後の検反も、その後の縫製も、全て人の手で。

宮田織物のテキスタイルは、1柄1柄がオリジナルの特別な生地ばかり。生地の考案をして織り上がるまでに、何度も何度も試織を重ねられています。

新しい生地を織る場合には、織機の枠を一度すべて取り払い、織機を動かすためのプログラムを作る作業に、短くても丸3日間を費やしているといいます。そうした手間のかかる作業を繰り返しながら、年間約30〜40柄近くの生地を新たに考案しているというから驚きです。そして、柄には一つ一つ名前を付けているそう。

伝統から学びつつ新しい知識をも得ながら、オリジナルの製品を生み出す。そして、製造・検品・出荷、どの工程においても、手で感じ取り考えることを大切にする。この温故知新の姿勢が、宮田織物のものづくりを支えています。

うなぎの寝床×わざわざ コラボもんぺは、宮田織物で別注した生地で作っています。

この柄を「刺し子花織」と名付けた、産地コラボもんぺ。ぬぬ工房・大城拓也さんのデザインを用いて宮田織物が織り上げたもんぺです。

手仕事が裏付ける「はんてん」の暖かさ

『朝晩、少し寒さを感じる季節から、春先のまだ寒さを感じられるころまで、まるでお布団に包まれるような温もりを感じてくつろいでいただきたい。』

着る人の着やすさ・温かさにこだわるため、宮田織物の『わた入りはんてん』は、ひとつひとつが職人の手仕事で作られています。デザインから、中わた入れ、手縫いでとじる最後の作業まですべて一貫して自社で行われており、これが宮田織物のわた入れはんてん作りの基礎となっています。

山並み袢天

わたの性質を考慮し、部分的に厚くしたり薄くしたり、わたの繊維の方向を変えたり。手で加減をしながら中わたを入れていく。そして、わたの入り具合を見ながら、力のかかる所の針目は小さく、わたのふっくら感を生かすように、手で加減しながら中わたをとじる。いずれも『手で加減しながら、良い按配になるように』。機械の良いところも用いながら、手作業にもこだわる理由がここにあります。

ひとつひとつ、丁寧にわた入れを行い手縫いで綴じます。

わた作りのみ、同社が信頼する新川桂株式会社が担当。繊維が太くへたりにくい特徴のあるデシ綿(アジア在来種の綿)が使われています。このような天然のわたの繊維には空洞があるため保温性があり、さらに静電気も起きにくいのが特徴です。さらに、当店で扱っている『山並み袢天』などには、ふくらみを補うためのポリエステルわたが20%ブレンドされています。木綿のわたの良さを損なわない絶妙な割合です。

出来立ての生地の風合いは柔らかく、軽さが特徴的です。羽織るとふんわりと暖かく、ゴワゴワ感なく着られて、わたや生地、縫製といった品質の良さを感じさせます。長い間ていねいに着るほど、さらに体になじんで良い風合いへと育っていきます。

冬椿奴

夷草袢天

昔ながらのはんてんの形を基本としながら、現代のライフスタイルに合うよう丈や身幅が見直された宮田織物のわた入れはんてん。外でコートのようにもお使いいただけます。

どれも前面左右にポケットが付いているのが嬉しいポイント。手が冷えてしまったら、やさしく温めて。

山並みロングポンチョ

泡雪ロングポンチョ

見えないところも手を抜かない

宮田織物の経営理念は「一隅を照らす」。

自分達の置かれた場所で、与えられた役目を精一杯果たしていくということ。小さな光が、やがて大きな光となるように、見えない所も決して手を抜かない誠実なものづくりをコツコツと続けることで、お客さまに喜ばれ、 地域社会に貢献していきたいと考えている会社です。

ぜひわた入れはんてんに袖を通して、見えない所にも手を抜かない確かな手仕事によって作られた、その暖かさを実感してほしいと思います。

  • 執筆:わざわざ編集部
  • 撮影:若菜紘之
  • 最終更新日:2021.10.13

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