夏の暑い毎日を乗り切るために、ネバネバ食材や発酵食品の力を借りましょう。いつもの納豆に色々とトッピングするだけで立派なおかずの1品になりますよ。カラフル納豆があれば、ごはんもどんどん進みます!
用意するもの
- 納豆
- ぎばさ(あかもく)
- 卵(全卵)1個
- しらす
- キムチ
- 青のり
- 醤油
今回のレシピのポイントは、なんといっても「ぎばさ」。"あかもく"という海藻で、秋田では昔から郷土食として親しまれています。食物繊維の「フコダイン」というねばりの元になる成分や、ポリフェノール、ミネラル、ビタミンKなどの成分を多く含んでおり、「美味しい上に健康にいい」といわれるスーパーフードです。
一度食べるとその食感や味わいにハマる方が続出。まさにやみつきの味わいです。粘りはめかぶを超えるほど!山芋のような弾力のあるねばりの持ち主です。
もうひとつ、名脇役を紹介させてください。愛媛県明浜町にて宇和海の海水を汲み上げて育った青のりです。
わざわざでご用意しているのは無茶々園の「すじ青のり」。糸状で香りが強く、滑らかな食感、色も鮮やかな緑色をしています。青のりは実は一般的に3種類に分類できるのですが、この「すじ青のり」が最も高級品として扱われています。香り豊かな味わいが、お料理のいいアクセントになってくれますよ。
今回のレシピは材料さえ揃っていれば、あとは盛り付けていくだけです。盛り付けのコツは、中身がよく見えるようにきれいに置くだけ。混ぜてからテーブルに出してしまうと、見栄えが悪くなるので盛り付け段階で出しましょう。最後にイマイ油を適量かければ、あっという間に完成です!
このレシピと言ってよいのか?わからないですが、誕生したきっかけをお伝えしておきますと、冷蔵庫に何も入っていないが子どもたちにご飯を作らねばならないとなったことがあります。そこで、あるものを全部入りして「カラフル納豆だよ!」というと、子どもたちが大喜び。いつもパックで出していた納豆が、特別なものになった瞬間です。
時々、登場するカラフル納豆はみんなの人気者。あまりものだけど、豪華に見えてしまう見た目とネーミングが気に入ってます。ぜひご家庭の定番にしていただけたらと思います。
中に入れるものは何でも大丈夫です。納豆と生卵は必須ですが、それ以外はお好みで。これまで入れてよかったものに、梅干し・荒くみじん切りしたきゅうりやたくあん、ごま、茹でたおくら、長芋のすりおろしなどがあります。ぜひお試しくださいね!
ちなみに今回使用した器は木村硝子店の「TU206 ボウル」でした。手のひらで包みたくなるような温かみのある形で、底面中央は少し山なりにカーブしています。5サイズあり、どれも小鉢やデザートボウルとして活躍します。薄手なのがまた夏の食卓を涼しげにしてくれますよ。