よきマガジン
よき人生を送りたい──。その願いはきっとこの世の中で、どんな願いよりも普遍的なものではないだろうか。悪い人生を送りたいと願う人はきっといない。誰しもが一度は「よき人生を」と、その思いを胸に抱いたことがあるはずだ。 年齢・性別・職業問わず、今を生きるさまざまな人たちに「よき人生とは何か?」を問うていく連載企画「GOOD LIFE」。 第1回は、本メディア「よきマガジン」の編集長を務めるあか...
最近、昆布でだしを引いたのはいつですか。「だし」は日本の食文化の根幹をなしていて、もはや意識することもない位に、あって当たり前の存在かもしれません。でも実はだしを取るために不可欠な昆布が危機的状況にあるのをご存知でしょうか。創業100余年の昆布専門店、こんぶ土居。この度4代目店主・土居純一さんのもとへ取材に伺ったところ、お話の端々から未来への危機感を感じ取りました。昆布に今、何が起きているの...
わざわざで長らく販売している、パプアニューギニア海産の天然エビ。プリっとして風味がよく、鮮度の高いエビはお客様からも根強い人気を誇ります。パプアニューギニア海産は「フリースケジュール制」を採用していて、毎日誰が何人出社するかわからない状態で工場を運営している面白い会社です。今でこそ自由度が高いものの、かつては監視カメラで社内を確認していた時期もあったそうです。本当に大事なものは何なのかを見つ...
「来てくれてありがとうね」と言ったのは、石徹白(いとしろ)で生活する90歳近くになる石徹白小枝子さんです。私たちは石徹白洋品店を営む平野さんご夫妻の取材のために、岐阜県郡上市白鳥町石徹白に来ていました。平野馨生里(かおり)さんのご案内で、石徹白洋品店のヒット商品でもある「たつけ」を作るきっかけとなった小枝子さんの家を訪れていました。小枝子さんは生前のご主人と一緒に石徹白の資料館を作った人でも...
ALDINと出会ったのは、東京の谷中にあるclassicoの店舗でした。2010年ほどのことです。長野に移住してから洋服を買う店をどうしていいのかわからなくなった当時、白いシャツを探していた時に見つけたのがclassicoでした。毎日更新されるブログを楽しみに、時々欲しい服が見つかるとメールオーダーして服を購入していたのです。
「バーの街」と評判の高い長野・松本。この地でジン専門のバー「KINO」を立ち上げた野村仁嗣さんは、2022年1月、悩みを深めていました。 KINOを開業したわずか1年後には、コロナというパンデミックが世界を襲いました。休業を余儀なくされ、お店を開けてもお酒の提供が厳しい状況にある中で、野村さんはノンアルコールドリンクの開発に明け暮れたそうです。そして、完成したのがボタニカルシロップ「草譯(...
イケウチオーガニックは愛媛県今治市にあるタオルメーカーです。2073年に赤ちゃんが食べられるタオルを目指すという目標を立てており、風で織るタオルなど環境に配慮したものづくりを真摯に行う企業です。イケウチのタオルがどんどん好きになる、そんな話を聞いてください。
人間同士全てがぴったり合うことなんてほぼ皆無。ただその中で何か折り合いをつけて仲良くしようとしたり、もっとお互いを知ろうとして取るのがコミュニケーション。 社会人になると、所属するコミュニティが狭くなって、共通項が近い人としか会わなくなるので、段々人の付き合いが狭まってきます。そういう中での付き合いは気楽で心地よいものではありましたが、6年前に店を始めたことで状況は一変しました。店をやると...